まずは基本機能からみていこう。
アタッチメントをつけないと、どうやらただのスマホという扱いらしい。
ハートのマークを押すと、誰かにつながる。
「もしもーし」とそれぞれのキャラクターが応答してくれる。
今回のプリキュアにははぐたんと呼ばれる赤ちゃんがおり、
引用元:東映アニメーション
プリキュアに変身できる女子中学生の娘たちが面倒をみている。
(どういうストーリーだ!)
訳もわからず操作していると、たまにそのハグたんも電話に出てくる。
ハグたんの声はひときわ可愛い。
「はぎゅー」とか「まーまー」とか言う。
いくらちゃんよりボキャブラリーが豊富だ。
これを操作しているおじさん(私)は、
全く可愛くない。
このおもちゃは彼女たちに電話できる訳ではあるが、
私はべつにハグたんにもキュアなんとかにも用はない。
だから電話もかける必要はない。
しいて言えばぶっ飛ばして欲しい奴は数人いるが、
まさか女子中学生や赤子にそれを依頼するわけにはいくまい。
一体どうしたらいいのだろうか。
いったん電話のくだりは無視するとして、変身に使うパートで何か楽しいことがないか調べてみよう。
下のほうをひねるとハート型になる。
こうすると軽快な音楽が再生され、変身パートが始まる。
赤いハートのマークを触ると、
「きゅ~」
と、アタッチメントにつけたキャラに対応した音声が流れ、
3回くらいタッチすると変身が終了する。
タッチセンサーなのか。かなり高度な機能も持っているようだ。
「輝く未来を抱きしめて、○○のプリキュア、キュア○○!」
と言って変身が終わる。
いま操作していて改めて絶望感を感じる。
いっさい面白くない。
・・・・。
どうしたものか。
!!!
ちょっと考えていると、面白いことを発見した。
アタッチメントをはめる部分、スイッチになってるではないか。
そこで未来クリスタルの裏側をみてみると、
なるほど、透明でわかりずらいが、ボタンを押すぽっちが数個ついている。
このボタンの組み合わせで、いま誰のクリスタルがついているかを認識しているようだ。
ということは、適当に押してみたら、
今後出てくるプリキュアがわかってしまうのでは?
・・・
・・・・・・
いや、それはよそう。
なんか一生懸命作ってくれてる人に申し訳ない。
金は取られているけど、
娘を喜ばしてくれてるし。
せっかくの発見だが、これはパスするとする。
また次回、別のアイデアで勝負としよう。
しばらく考えていると、「またね!」という声と共に、
自動で電源がOFFになった。
途中で飽きてそのまま放置してしまう子供と、
考えたまま何を考えてたのかも忘れてしまうおじさんには、
とても都合のいい機能だ。